取引所とウォレットの違いについて
今回は取引所とウォレットの違いとオススメのウォレットについて解説します。
大事な資産を自分で守るために暗号資産を始めるにあたって、知っておきたい基本的な内容ですので是非最後まで読んで下さい。
【目次】
取引所とウォレットの違い
取引所がどういったものなのか?そしてウォレットがどういう役割を果たすものなのか?どのように使い分けたらいいのか?についてお話します。
基本的に、
取引所の役割はコインを売買する場所です。
ウォレットはコインをを保管する場所です。
ただ、どちらもコインを保管できコインを送金したり受け取ったりすることができます。
しかしその保管しているコインは誰のものなのか?
これを知ることが取引所とウォレットをうまく使うためのポイントとなります。
取引所はいわゆる中央集権型と呼ばれており、企業や組織といった管理者が明確です。
私たちが日常的に使うサービスなどは、こうした運営者がいてその運営者が提供するサービスを使うということがほとんどです。
例えばNetflixとかAmazonやメルカリなどのサービスを利用する際は、どれもメールアドレスや名前・住所などを登録して使うものが多いです。
しかし、ウォレットはそういった管理者はおらず、資金は自分自身で管理をします。
そもそもウォレットとはお財布のことを指します。
目的は、コインを保管しておくために使います。
もちろんウォレットは開発した開発者や企業はいますが、ユーザーの情報や資金までは管理していません。
ウォレットの多くが名前や住所などの個人情報を登録しなくても匿名でコインを保管しておくことができます。
「取引所」と「ウォレット」の違いを、「銀行」と普段皆さんがお金を入れている「お財布」をイメージしてもらうと分かり易いかと思います。
銀行口座に預けているお金は銀行が管理しています。
そのため、お盆や年末年始の休みとかシステムのメンテナンス等、銀行の営業時間にも影響されます。
その代わりに、銀行に自分の資産を守ってもらえています。
ウォレットの場合は、自分が普段手元に持っているお財布と同じような感覚なので、いつでも自由にコンビニに行ってお金を使ったり、買い物をしたりなど自由にお金の行き来ができます。
これは自分で資金のコントロールができるということです。
ですので、もしお財布を落としてお金をなくしてしまったとしてもそれは自己責任になります。
管理者が誰かを証明するのが『秘密鍵』というものです。
これは自分が持っている暗号資産を守るために重要なポイントになります。
秘密鍵は、英数字の文字列が並んでいるようなものになっています。
秘密鍵はこのお金は私のものであるという権利を持っていると証明する役割を持つ重要なものです。
秘密鍵は命の次に大切なものぐらい大切に取り扱って下さい。
流出してしまうと、コインを簡単に失ってしまいます。
また、デバイスが故障したりした場合に再設定する際に、秘密鍵を無くしてしまうと2度とコインを引き出すことができなくなります。
今まで、パスワードを忘れて再設定することもできませんので、取り扱いには本当に注意して下さい。
秘密鍵を誰かに教えたり、渡すっていうことはあり得ません。
もし誰かに求められた時は『間違いなく詐欺』だと認識して下さい。
実際に鵜呑みにして、教えてしまい資産を失ってしまった人は多くいます。
怪しいと思ったら、暗号資産に詳しい人に相談して下さい。
取引所とウォレットのメリットとデメリット
ではコインはどこで保管するのが良いのでしょうか?
預ける場所によるメリットとデメリットをお伝えしていきます。
【取引所に預けるメリット】
資金管理は取引所にお任せできる
コインの売買をする際にすぐにできる
何かあった時の保証がある
取引所にコイン預けるということは、銀行口座にお金を置いておく、そんなイメージになります。
ですので、セキュリティなどは良くも悪くも取引所に依存してきます。
ウォレットと比べると資金管理は簡単にできます。
初心者の方にとってはとてもやり易いやすい方法になります。
コインの売買をしたい時も、取引所に既にコインは入っているので、そのまますぐ取引をすることができるので利便性の高さもメリットとして挙げられます。
そして大事なのが何かあった時も、ハッキングや盗難などで自分の大事なお金が盗まれてしまった場合、日本の取引所であれば保障制度が設けてありますので安心です。
日本では、投資家を守るためのルール作りをしようと国が動いて、顧客の資産は守らなければいけないということを取引所の運営者に義務づけました。
ただし保証はあると言いましてもこの保障金額が1千万円までとか決まっています。
いつどのように保証されるのか、例えば盗まれてしまったコインでそのまま保証されるのか?それとも日本円として保証されるのか?ということはその都度状況を見ながらになっていくと思うので百パーセント損はしないとは言い切れません。
これが海外の取引所の場合、リスト保証があるかどうかは取引所によって変わってきます。
ですので、利用している取引所の規約などをよく読んで確認するようにしてください。
【取引所に預けるデメリット】
デメリットとしては、残念ながらハッキングのリスクは常にあるということです。
もちろん取引所はそういったことがないようにセキュリティは万全に整えていますが、100パーセントではありません。
またハッキング以外にも取引所の破綻や運営者による資金の持ち逃げのリスクがあります。
あと、取引所メンテナンスやその他トラブルなどによって取引したいタイミングで取引ができないなどがあります。
【ウォレットに預けるメリット】
ウォレットのメリットとしては、自分自身で資金をコントロールができます。
取引上のセキュリティやトラブルなどに影響されない、ハッキングリスクが低いウォレットで保管する場合は、銀行口座に預けるのではなくて自分自身が持ち歩いてるようなお財布にコインを入れておくことになります。
ですので、自分自身でお金を管理できるというところが最大のメリットとなります。
もし取引所がハッキングなどにあってしまうと、しばらく取引ができなかったり、入金や出金の制限がかかることもありますので、自分の資産をコントロールできないということになります。
ウォレットの場合は、そういったことはありません。
これが最も重要なことになります。
ハッキングする人も大きな取引所を狙うので、確率は0ではないですが個人のウォレットをハッキングするするというリスクはかなり低いと思われています。
【ウォレットに預けるデメリット】
もしウォレットがハッキングされてしまった場合は、保障は一切ありません。
お財布が誰かに盗まれたら誰も保証してくれないですよねそれと同じような感じとなります。
ウォレットには、幾つか種類があります。
まず大きく二つに分けると「ホットウォレット」と「コールドウォレット」というものがあります。
この2つのウォレットの違いは、インターネットに繋がっているかどうかです。
ホットウォレットは、インターネットにつながっている。
ウォレットコールドウォレットの方はインターネットに繋がっていない、ネットから切り離されている状態にあるウォレットのことを指します。
インターネットにつながっているものの方が、不正アクセスなどが起きる可能性が考えられるので、ホットウォレットの方がハッキングのリスクが高くなります。
長期間動かす予定がないようなコインは、コールドウォレットと呼ばれる場所に保管しておくことをオススメします。
コールドウォレットの購入はこちらから
こうしたコールドウォレットのデメリットは、すぐにコインの移動ができる訳ではないので単純にコインの移動するのが面倒くさいです。
ですので、取引をよくする方にはコールドウォレットは向きません。
よく取引をする方は、取引所にそのまま置きっぱなしで問題ありません。
Comments